おはようございます!小原です。
住宅の賃料はオフィスや店舗の賃料と比較して景気の影響をあまり受けず安定しています。
例えば東京の丸の内の賃料はピーク時は坪当たり7万円、8万円とも言われました。
一方リーマンショック後の不況時には3万円台半ばまで下落。
それに比べて住宅の賃料は10万円の賃料がいきなり5万円になったりはしません。
その意味では安定していると言えます。
ただ一方で、住宅には耐久消費財という側面もあります。
つまり、経年劣化が如実に賃料に反映されるんですね。
じゃあどのくらい下がっていくのか、ってとこですよね。
それを分析した面白いレポートを見つけました。
「経年劣化が住宅賃料に与える影響とその理由」
(三井住友トラスト基礎研究所)
http://www.smtri.jp/report_column/report/pdf/report_20130116.pdf
このレポートによると、「経年劣化が賃料に与える影響は年率平均に換算すると約1%」とのことです。
たしか、某銀行のCFシミュレーションの想定もそんな感じでした。
一方で、ワンルームの賃料は築20年以降は横ばいとも見て取れます。
それくらい経つと、一人暮らしだと20年も30年も変わらない、ってことですかね。
うん、おもしろい。
うまいことこの分析結果をCFシミュレーションに活用したいですね。
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