おはようございます!不動産投資アドバイザーの小原正徳です。
不動産業界でこれから伸びる分野はどこか?
その一つになりうるとあるセクターの展示会に行ってきました。続きは後半で。
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私が将来有望とみている分野の展示会とは、「ロングステイフェア」です。
先週土曜日に東京ビッグサイトで開催されました。
ロングステイというのは何かと言うと、海外なら2週間以上、国内なら1週間以上、その場所に滞在するスタイルのことです。
旅行というより、第二の生活の拠点にする、というイメージですね。
目的も観光より、そこで生活する、のんびりする、という方が多いようです。
実は海外渡航者数は、減少傾向にあります。
それに対して、日本から海外へのロングステイ人口は増加しています。
一般財団法人ロングステイ財団の推計によると、2009年に124万人だったのが2015年には157万人となっています。
一人20万円使うとしたら、約3000億円の市場規模ということになります。
また国内のロングステイへの関心も高まっています。
ロングステイ財団の調査では、2割が国内ロングステイの経験があり、4割が関心があるとのことです。
男性の20代、60代以上、女性の50代以上に経験者が多い。
つまり団塊の世代、シニアの需要が多いんですね。ということは今後も伸びることが見込めるということです。
滞在先の代表例はニセコです。
ニセコはインバウンド需要で知られていますが、日本人向けのロングステイ需要の掘り起こしにも力を入れています。
今回のイベントは、ロングステイ需要を取り込みたい行政や企業が出展するものでした。
外国政府や国内の市町村、旅行会社や不動産会社が出展していました。
イベントに行って思ったのは、国内のプレーヤーが弱いということです。
ニセコのコンテンツはさすがでしたが、他はこれじゃ人は呼べないよな、という印象でした。
また先のアンケートで国内ロングステイの阻害要因を尋ねたところ、滞在先の施設や情報の不足といったものが上位を占めました。
需要はある。でもライバルが弱い。いい市場じゃないですか?
一からやるのはリスクがありますが、その分、可能性も大きいですね。
引き続き市場調査をしていきます。
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