休日の午前中からアポイント連続3件。
いずれも不動産業者さんでして、全部違うプロジェクトで、私自身の稼ぎ方も、業者さんの稼ぎ方もいろいろなんですが、それぞれ実を結ぶよう全力を尽くします。
私自身、サラリーマンとして不動産業界でもいくつかの業種を経験していますが、不動産業での稼ぎ方は実はけっこういろいろあります。
不動産業での稼ぎ方は、大きく二つに分かれます。
投資で稼ぐ方法と、フィーで稼ぐ方法です。
投資で稼ぐ方法は、キャッシュフローで稼ぐ方法とも言えます。その代表例はもちろん、不動産投資です。
不動産を所有して、賃料収入から各種費用や借入金の返済などを差し引いたキャッシュフローを得る。
これが不動産投資の稼ぎ方です。
開発も不動産投資の一種と見ることができます。
土地を仕入れて建物を建てて売却する。この間の開発費用と開発収益との差額で稼ぎます。
投資回収の期間が長いことから、リスクが大きく財務上の体力がないとできない代わりに、儲けも大きい稼ぎ方です。
例えば、森ビルが開発した六本木ヒルズは2003年の開業ですが、実は完成までに約20年を要しています。
マスターリースという方法は、投資というイメージはないかもしれませんが、これもキャッシュフローで稼ぐ方法の一つです。
不動産投資が不動産を所有して賃貸するのに対して、マスターリースというのは、不動産をマスターリース(借上げ)してサブリース(転貸)します。
一棟のアパートであれば、例えば満室時の賃料の80%を保証する家賃保証がこれに該当します。
オーナーからのマスターリース賃料(借上げ賃料)とエンドテナントへのサブリース賃料(転貸賃料)との差額、つまりキャッシュフローで稼ぐビジネスです。
一方で、フィーで稼ぐビジネスにもいろいろあります。
- 賃貸管理(プロパティマネジメント)
- 建物管理(ビルメンテナンス)
- アセットマネジメント
- 売買仲介
- 賃貸仲介
- コンサルティング
これらはなんらかのサービスを提供して報酬を得るビジネスです。
専門性が高いほどフィーも高くなります。また、不動産に先行投資する必要がないことから、リスクが小さい。
賃貸管理はフィーが小さい分、継続して報酬を得られます。売買仲介は一発決まれば大きい、というビジネスです。
(こないだの#百億の物件を売った仲介のMさんはいくら儲かったんだろうか…)
すいません、ちょっととりとめない感じになってしまいましたが、結局何が言いたいのかというと、不動産業というのはとても稼ぎ方が多様な業界だということです。
稼ぐ方法として不動産投資以外にもたくさんあるし、裏を返せば不動産投資をしていても業界のいろんな人の助けを借りて成り立っているということ。
人に頼ったり頼られたり。不動産ってけっこうそういう人のつながりで成り立っている業界なんですね。
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